2014/03/29(土)
国見峠から解石神社、花立峠を経て龍門の滝に向かう。
後半舗装道を歩く部分は少し退屈だが、見所は多いコースだ。
途中散策コースという寄り道で稲積神社を訪れることになるが、わざわざ寄り道するほどのものとも思えず、コースを冗長にしてしまっている気がする。
今回も烏山駅から市営バスに乗って長峰ビジターセンターに向かう。
この駅から出る市営バスにはこの先も何回か乗ることになる。
長峰ビジターセンターに着くと、バス停に新たに時刻表が貼り付けられていた。
これで安心だ。もうここに来ることはないだろうが。
No.27コースでは出発してすぐ近くの展望台に上る。
少し空が霞んでいて遠望は利かない。
いつの間にか冬の空は終わり、春の空に移り変わっていたようだ。
No.26と別れ、山道を歩いていく。
すぐにもう一つの展望台が現れる。
少し電線が邪魔だ。
山を下ってくると舗装道に出て来る。
梅と桜の花が出迎えてくれた。
林道のような道を歩いていく。
下り坂だ。
途中眺望も得られる。
歩いていて気持ちいい山間の道だ。
ツバキが咲いていた。
こんな辺鄙なところに家が。
どんな生活をしているんだろう……。
仙人みたいだ。
電線はあるから電気は来ているのだろうが。
道端にこんな逸話の書かれた板が転がっていた。
弘法大師にまつわる伝説だ。
丁字路に突き当たった。
ここは右折する。
途中、大将古家跡の標識があるが、往復3km、しかも先を覗いてみると荒れた山道を行くようなので、ここは寄り道を諦めた。
(後で調べてみると、300m程の山の頂上まで登る道だったようだ)
下境集落に降りてきた。
ちょうど散策コースとの分岐点あたりに由緒ある道祖神が置かれていた。
参拝して先に行く。
まずは散策コースで稲積城に向かう。
県道27号の前に風情ある古民家が建っていた。
この地に古くからある古民家を改築保存しているもののようで、宿泊もできるらしい。
気持ちよさそうな縁側だ。
県道27号を横断する。
那珂川沿いにここまで来ている。
No.26から縁のある県道だ。
田園の中を歩いていく。
ここは少々退屈だ。
稲積城跡の解説板がある。
確かにこの辺り一帯が小高い丘のようになっているようだが、いまいち判然としない。
堀や曲輪、石積みなどがあれば分かりやすいのだが。
その小高い丘を登ると稲積神社がある。
素朴な佇まいの境内だ。
参拝したあと、コースと合流するところまで行き、また引き返して別れてきたNo.27コースに復帰する。
復帰して坂を上るとすぐに解石神社拝殿がある。
ここからかなり急で長く狭い階段を上る。
最初のうちは単管パイプを組んだ手摺りが片方についているが……
途中からなくなる。
土や落葉が堆積しているので滑りやすく上りにくい。
よく見ると階段とは別に斜面に沿った九十九折の踏み跡が作られている。
どうしても上りにくい箇所はこの九十九折を利用した。
階段を上りきり更に岩場を少し上ると解石神社奥宮にたどり着く。
小さな祠が祀られていた。
ここがチェックポイントだ。
ここではあまり眺望は得られない。
奥宮を過ぎて更に山道を歩いていく。
途中に眺望の得られる展望台のような場所がある。
ここから先ほど歩いた下境集落と那珂川を見下ろせる。
途中踏み跡が分岐していたりコースが不明瞭で迷いそうになり不安になるが、なんとか正しいコースを進めたようだ。
この辺りが花立峠のヤマツツジの名所らしいのだが、全く花をつけている様子はない。
それどころか若葉やつぼみすらあまり見られない。
見頃は5月頃らしいのだが、もうすぐ4月だというのにここまで寒々しい様子というのは普通なのだろうか。
花立峠の広場に降りてきた。
今度は見頃のときに訪れたい。
案内板が立っていた。
舗装道の坂道を降りていく。
上境の市街地と那珂川を渡る烏山大橋が見えた。
途中坂から逸れて階段を下り、小学校の脇を歩く。
県道27号に合流。
少し南に歩く。
県道27号と別れ、下野大橋で那珂川を渡る。
那珂川を見下ろす。
いつ見ても綺麗で雄大な川だ。
釣り人が沢山訪れていた。
何が釣れるのだろう。
橋を降り、単調な舗装道を歩く。
小さな峠を一つ越えるようだ。
国道294号を横断する。
もうしばらく舗装道を歩いていく。
江川が道沿いに現れる。
龍門の滝はこのすぐ下なのだが、上からでは見えない。
この近くにラーメン屋があったので、そこで昼食をとった。
江川を蛇姫橋で渡り滝の正面に回り込むと見えた。
これが龍門の滝だ。
素晴らしく美しい、雅な滝だ。
近づいてみると幅広の岩を滑り落ちる清流の迫力に圧倒される。
烏山線の列車が通過するとき、この滝をローアングルで撮ると列車が滝の上を走っているような写真が撮れるそうだ。
残念ながらその機械には恵まれなかった。
龍門の滝から少し離れたところには太平寺がある。
立派な仁王門に大きな草鞋がいくつもかけられていた。
この寺には蛇姫の墓があるらしい。
上流側の橋から蛇姫橋を望む。
龍門の滝の蛇姫伝説にちなんだ名前だ。
太鼓橋のようにアーチ状になっている。
龍門の滝から歩いて踏切を渡ったすぐのところにゴールである滝駅があり、駅前に案内板もある。
しかし、この駅は駅舎もない無人駅で、電車が来るまで1時間弱もあったので、龍門の滝前の土産屋でしばし休憩した後、帰路に就いた。
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