湯田温泉峡の旅3日目。
最終日は錦秋湖沿いを歩いて北上を目指す。
ちなみに、正岡子規も逗留した宿なのだとか。
そのまま直進。
美しいねえ。
北上線の車両がちょうど通りがかった。
車が怖いなあ。
これは良いトラス橋。
歴史を感じるなあ。
来たか……?
向こうに架かっているのが迂回のための仮橋である。
一体、何が起こっているのかというと……
通行止めになっている錦秋湖左岸の一帯で、大規模な地滑りが起きているそうだ。
少し前から法面や路面に亀裂が多数確認されているのだとか。
恐ろしい……
幅員の狭い橋なので車両の交互通行をしており、そもそも歩行者が通ることを想定していないため、誘導員に急かされて写真を撮る暇もなかった。
すごい景色だ……
思わず唖然としてしまった。
よくこんなところに道を通そうと思ったものだ。
雪もだいぶ少なくなってきたな。
もうすぐ春だな。
休憩だ〜。
あまり食欲をそそる色合いではないが……味は普通だったぞ。
道も狭い。
湯田ダムに到着。
これは良いアーチダム。
長年風雪に耐えてきたコンクリートの表情がまた良い。
錦秋湖の水をせき止める巨大な壁である。
これまで穏やかな表情を見せてきた錦秋湖、もとい和賀川。
湯田ダムという壁を失い、ついにその本性を表す。
これが横手と北上を結ぶ峠道の難所、和賀仙人である。
これはまさに人の立ち入るのを拒む険しさだ。
凄まじい景色である……
一部の隙もない。
いつの間にかずっと対岸に居たからな。
山間の渓谷から脱したようだ。
旅の終わりが近い。
堤体には近付けないようだ。
ここは新・奥の細道(岩手)『No.07ミズバショウのみち』を歩いたときに立ち寄っている駅。
これで秋田県と岩手県のコースを繋ぐことができた。
今回も良い旅であった。
さて、4月はどこを歩こうか。
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