2023年3月19日日曜日

              

湯田温泉峡(1日目)

2023/03/19(日)

秋田県の東北自然歩道は、横手から由利本荘の間は鉄道がなく、バスは一応あるが、特に中間部の東由利エリアは周回コースが多く、3連休を使って小分けに攻略していくのは大変に非効率かつ、不便な地である。
更には今年は積雪が多く、雪解けの季節まではコース攻略のペースも上がらないだろう。

そう言うわけで由利本荘までの攻略は次の大型連休であるゴールデンウィークに設定することにしたのである。
そうなると3月と4月がヒマになる。
どこか、3連休程度で歩ける楽しいコースはないだろうか。
それも、今まで歩いたところに接続できるコースが良い。

実は12月から横手駅から東京に帰る際、旅費の節約のために北上線で岩手県を経由して帰っていた。
そして、北上線から見る冬の車窓にすっかり魅せられていたのである。
雪があるうちに、ここを歩いてみたい……



そこで今回考えたのが二泊三日の湯田温泉峡の旅である。
北上線沿いに国道107号が走っているが、山道や林道を使って雪山も楽しみたい。
そんな構想で計画を立ててみた。

まず1日目は横手駅から白木峠を越え、巣郷温泉へ至る旅路だ。

横手駅に到着。
なんと、市街地にはもう雪がないぞ。
確かに3月下旬ともなれば、早春とも言って良い時期だ。
関東などでは桜も咲き始めている。






とりあえず東に向かう。












国道107号に入る。
岩手の北上までお世話になる。











横手川を北上線と共に渡る。












山内集落に入る。
平野部の最後の集落だな。
ここから先は行く手に見えている山々の間に入っていく。









鶴ヶ池。
未だ雪に覆われている。











トンネルを抜けると……












道の駅があった。
しかし、まだ8時なので開いていない。










スノーシェード。
山間の道らしくなってきた。











この辺りで国道を離れて白木峠を目指したいと思う。











ハイキングコースの案内板もあった。
よく歩かれているコースのようだ。
もっとも、雪が残る季節に歩く人は流石に少ないと思うが。







林道に入る。
雪はだいぶ溶けてはいるものの、まだ残っている。
スノーシューを装着して出発!









稜線まで登るとだいぶ雪が増えてきた。
雪はカリカリに締まってるのでスノーシューで歩きやすい。
サクサク歩けて軽快に進む。














山の上の松並木。
綺麗だなあ。
今日は快晴で本当に気持ちいい。
雪景色を独り占めだ。









白木峠に到着。
五輪塔が立っている。
今も秋田県と岩手県の境になっているこの峠は、秋田藩と盛岡藩を繋ぐ白木嶺道の難所で、厳冬期は遭難者も多かったそうだ。
合掌。













峠を越えると日当たりの良い斜面に出てきた。
より雪解けが進んでいる。










奥羽山脈を望む。
良い景色なり。














ここで林道を離れて白木峠の山頂に向かう。











どこが道だったのか判然としないが……
まあ、適当に。










白木峠山頂に到着。
なんと、地元の山岳会の団体と出くわした。
記念写真の撮影なんかも頼まれ……こういう思わぬ出会いもあるものだなあ。
「横手の方から登ってきた」と言ったら僕も地元の人だと勘違いされてしまった。
ここが秋田県と岩手県の県境になっている。


しばらく山頂からの景色を楽しむ。
登ってきたかいがあったなあ。
爽快だ。














山頂からの下山路でちょっと迷った。
山岳会の団体は結構な急斜面を直登してきたようだ。
慎重に斜面をトラバースしていくとピンクテープを発見。
ここはもう岩手県だ。






ピンクテープを辿っていく。
ちょっと曇ってきたね。
山頂で晴れていたのは僥倖だったようだ。









だいぶ降りてきた。
もうすぐ車道に合流できるはずだ。










車道に合流。
楽しい山だったな。
ここにはかつては関所があったそうだ。









秋田自動車道を潜る。












北上線の踏切。












国道107号に戻ってきた。
さて、ここから少し県境の方へ戻る。
今日の宿の巣郷温泉が県境にあるからな。








少し遅くなったが、昼飯にしよう。











こういうドライブインで食べる素朴なメシは意外に美味い。
登山のあとだとまた格別だな。










国道の県境までやって来た。












今日の宿に到着。
温泉に浸かってゆっくり休んだ。
         

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