県民の森を歩く。
岩手山山麓の自然の豊かな森で、早春の残雪がある時期でも野うさぎ等を見ることができた。
途中、たらめきの滝へ寄り道するが、せっかくなのでもう少し足を伸ばして、より大きな七滝を見に行こう。
歩き終えたあとは八幡平温泉郷で汗を流すのが最高だ。
八幡平温泉郷バス停に到着。
ここからスタートだ。
前回は土砂降りで断念したコースを歩くためにやって来たが、ここに来るまで盛岡駅からバスで1時間30分もかかる。
残念ながら曇り空だが、昨今の新型コロナウイルスにより、間もなく日本では史上初の緊急事態宣言が発出されるようだ。
そうなったら旅行どころか外出すら難しくなるだろう。
今回は本当にラストチャンスだと思う。
早速、県民の森の遊歩道へ入る。
やはりまだ残雪があるが、雪解けもかなり進んでいる。
そもそも今年は少雪だったので積雪量自体が少ないのだろう。
コースマップもいい加減でどう進むのが正しいか分からないが、地図を見ながら当たりをつけて進んでいく。
大きな砂防ダムのある谷沿いを歩く。
再び砂防ダムが現れ、行く手を塞がれたところで谷を渡る。
急斜面を上り、谷の上へ。
こういうところは雪が緩んでいるために踏み抜きが多く、足が取られ、疲れるばかりで一向に前に進まない。
這い蹲って情けない姿を晒していると、白い小動物が難なく斜面を駆け上がっていくのが見えた。
野うさぎではないだろうか。
初めて見た……
ようやく谷の上へ這い上がり、広く緩やかな斜面を下っていく。
やれやれ。
除雪された林道(岩手山林道)に合流した。
ここには案内板もあった。
しばらく標識がなかったので不安だったが、どうやら道は合っていたようだ。
林道を軽快に歩いていく。
晴れていれば爽快な道だったのだが……
何やら音楽が聞こえてくると思ったら、途中から林道がスキー場になっているようだ。
スキー場の脇から別の古い林道(鬼ヶ城林道)が分岐しているので、そこへ入る。
この区間は橋が落ちているため廃道になっているので、除雪はされていないが、ほぼ問題なく歩ける。
途中、橋が落ちているが、水流がないので渡渉できる。
迂回路が合流してくる。
ここからは除雪されている。
しばらく静かな林道を歩いていく。
天気が良ければ最高だったが、曇り空でも自然の中を孤独に歩くのはやはり楽しいものだな。
野鳥観察舎だ。
ここからたらめきの滝への寄り道ができる。
もちろん寄り道しに行く。
地図によればこの辺りなのだが……
少し道の外まで降りてみよう。
あの支流がたらめきの滝のある沢だと思うのだが……
まあ、まだ雪解けもしていないので水量も少ないだろうし、わざわざ沢まで降りていって確かめる気にもならない。
それより先の七滝を見に行くことにしよう。
トレースがたくさんあるので迷うことはない。
七滝に到着!
おお!なかなか大きい滝だぞ。
これは沢まで降りて近くで見なくては。
チェーンスパイクと防寒テムレスを付けて急斜面を慎重に下る。
滝壺近くから七滝を見上げるところまで降りて来られた。
これは圧巻だな。
いつか岩手山の山頂も踏んでみたいものだ。
野鳥観察舎まで戻り、そこから再び県民の森の遊歩道を歩き、八幡平温泉郷の方へ戻っていく。
開けたところに出てきた。
八幡平の麓の平野を見下ろす。
車道に出てきた。
ゴールはもうすぐそこだ。
途中に水芭蕉群生地もあったが、咲くのはもう少し先のようだ。
岩手山を見上げる。
岩手山山麓の旅は、残念ながらずっとすっきりとしない天気であった。
また晴れた日に訪れたい。
岩手山パノラマラインに合流。
森林ふれあい学習館という施設の前に県民の森バス停があったので、ここをゴールとした。
この後は八幡平温泉郷の前回入浴した施設まで歩いて戻り、さっと入浴した後にバスに乗り、盛岡駅へ向かい帰路に就いた。
次回旅に出られるのはいつになるのだろうか……
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