2019年1月12日土曜日

              

新・奥の細道(岩手)『No.01ふるさとを望むみち』

2019/01/12(土)

さて、東北自然歩道、岩手県コースを歩きはじめよう。
記念すべき最初のコースなのだが、正直に言ってこのコースは歩かない方が良い。
というのも、後半にある田野沢山の東側が完全に廃道だからだ。
病み上がりだというのに里山の中を一人、天然のジャングルジムのような枝葉を掻き分け、GPSを睨みながら必死に道を探すのは苦労したぞ……
前半はいくつか見どころがあるが、後半は田野沢山からの眺望以外にこれと言って見どころがないのも興が削がれる。
また、コースは一方通行な上に、終点は大変に交通不便な場所だ。














スタート。
とりあえず標識があるのには安心した。

















しばらく街の中を縫うように歩いていく。
それにしても天気が良くないな。

















紫館公園。
かつての豪族の居城跡だそうだ。
桜の名所だそうだが、今は冬だからな。
ここには案内板もあった。
コーヒーを飲んで休憩した。














途中の八幡神社の境内に鉄五輪塔地輪がある。
かつては3メートルを超える大きな五輪塔であったらしいが、今は地輪を残すのみであるという。
覆屋の中にあり、よく見えない。















路地裏を歩く。


















コースマップにない道が現れた。
横断してそのまま進む。











金流川を渡る。
向こうは晴れているのだがな。
























堤防の上を歩く。


















標識があるが……
道がないな。
どうやら道が付け替えられたようだ。
















少し迂回してコースに戻ると六角堂がある。
陸中最古の観音堂なのだとか。
参拝した。
















田野沢山への道へ入る。
コースマップと多少違うようだが、車も走れる立派な林道になっているのでありがたく使わせてもらおう。
コースマップは林道ができる前の山道だろうか。















展望台への分岐だ。
行ってみよう。

















まあ……作業車は展望台なんかに用はないだろうけどさ……
なんというかあからさまだなあ。









採石場の上に出てきた。
これが展望台なのか?
しばらく彷徨ったが、ここの他に眺望の利きそうなところがなかった。






















林道に戻り、コースマップ通りに再び分岐に入るが……
これは……
ちなみにこの後はもっと酷くなる。
路上にも若木が生えているのでバキバキと枝を掻き分けながらの前進となる。
一応はかつて林道だったらしく、ダブルトラックがあるので迷うことはない……と思う。
夏だったら絶対に歩きたくない。













なんでこんなことをしているのだろう……
一部で道が背の高い笹薮に覆われて道が全く分からなくなる。
本気で遭難が頭を過ぎったが、GPSを注意深く見ながら藪を掻き分けていくと道跡を発見することができた。
助かった……














うう……ダブルトラックがなくなってしまった。
大丈夫なのか……
















お、人家だ!


















なんとか生還。
いや、久しぶりに酷い道だったな……
ちゃんと整備してくれよ……
というか最後なんて車道と山道が繋がってないから無理矢理斜面を下ったぞ。















小さな峠を越えていく。


















ゴール。
ずいぶん遅くなってしまったな。
日没前ギリギリじゃないか。
近くに地蔵車バス停があるが、火曜日と木曜日しか運行してない上に、午後は運行していない。
花泉からタクシーを呼び、花泉駅へ送ってもらう。













花泉駅に到着。
今日は一関駅近くのホテルに宿をとってあるので、東北本線で一関駅へ向かった。
         

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