2018年8月14日火曜日

              

新・奥の細道(宮城)『No.28鹿と猿の住む霊島金華山のみち』

2018/08/14(火)

東日本大震災の震源地に最も近かったとされる金華山を巡る……コースだったのだが、地震や津波で遊歩道が崩壊し、コースのほとんどが未だに歩くことができない。
山頂までは歩くことができるので、今回はそこまでとした。
いつか遊歩道が復旧したらまた来よう。
















おはようございます。
昨夜はきちんとした宿だったのでぐっすり眠れた……のだが、まさかこんな山奥の高台にあるとは。
写真の通り見晴らしは抜群だが、たどり着くまでに真っ暗な道を結構歩いて来なければならず、結構怖かった。
しかし来る途中にふと夜空を見上げると流れ星が……なんていうサプライズもあった。
女川駅周辺は予約なしだとご飯を食べるのが難しそうなので、宿でちゃんと二食付きで予約しておいた方が良いだろう。(失敗した……)













さて、金華山へは本来鮎川港から船で行くのがコースなのだが、今回は定期船がお盆期間中増便する女川港から行くことにした。
ちなみに朝食を女川港近くの店で食べようと思っていたのだが、お盆休暇中でやっていなかった……
とことんツイてない。














金華山へ向けて、いざ出港。


















霞が掛かってはいるが、三日目も何とか晴れてくれた。
おかげで船上からの景色も素晴らしい。
小型船なので結構揺れるが……
この三日間は本当に天気に恵まれた。















金華山に到着。


















鳥居を潜り、まずは黄金山神社を目指す。












さっそく急坂を上っていく。
金華山港を見下ろすと島に来たのだな、と実感する。























黄金山神社の境内に入る。
早速鹿を見かけた。












随神門を潜る。














拝殿。参拝した。
何でも三年連続で参拝すれば一生お金に困らないご利益があるのだとか。























山頂の大海祇神社を目指す。
早速道が崩れているが……
脇を迂回する。
















コースは沢沿いを歩いていくようだ。
沢水で顔を洗うと気持ちいい。
飲むのは鹿や猿が多いので止めた方が良さそうだ。









野趣に富み楽しい登山道だ。
しかしこの三日間の疲労の蓄積があり、早々にバテバテになる。
キツい……
特に昨日は歩きすぎたな。
沢沿いの大岩に寝転ぶと風が吹いてきて気持ちいい。
しばらくそこで休憩した。
途中で鹿を見かけた。

















水神社だ。
何だか厳かな雰囲気だ……
島の貴重な水源を祀ったものなのだろう。
参拝した。









尾根に出てきた。
荒れた雰囲気だが、見晴らしは良くなる。














振り返れば雄勝半島が望める。
美しい。














山頂は……まだか……
死にそうだ……
























山頂に到着……
バッタリ。
荷物を放り捨ててそのまま倒れ込む。
ここ最近の山行で一番キツかった……
息を整えてから、大海祇神社に参拝した。






山頂からの眺め。
島を独り占めしているようだ。
誰も来ないし、島の反対側にも降りられないからあとは帰りの出港時間までに来た道を戻るだけだ。
しばらく山頂に寝転がって時間を過ごした。




















復興を切に願う。


















黄金山神社まで降りてきた。
下りも結構脚に来る。

















金華山港まで降りてきた。
山の上は涼しかったのに……下界は暑い!!
船はまだ来ないのか……
溶けそう……















女川港に戻ってきた。
昼食は……どの店も終わってますよね……ですよね……
暑いのでかき氷を食べた。
















しょうがない。
No.27コースを残しているので女川にはまた来ることになる。
いつも通り仙台で牛タンを食べて帰ることにしよう。
石巻線で石巻駅へ向かい、帰路に就く。















ディーゼルエンジンの列車の車窓から眺める万石浦。
旅情たっぷりだねえ。
楽しい三日間だった。
その後、石巻駅から仙台駅までぐっすりと眠ってしまった。
         

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