2017年11月5日日曜日

              

新・奥の細道(福島)『No.14厚樫道の自然と歴史を学ぶみち』

2017/11/05(日)

福島県最後のコースとなる。
阿津賀志山防塁や義経の腰掛松、石母田供養石塔などの史跡を辿ったのち厚樫山に登り、最後に御瀧神社の湧水を見るという文化も自然も欲張ったコース設定だ。
厚樫山へはほぼ車道を歩いていくので、マイカーで簡単に登れる山。
頂上の展望台から望む福島盆地の景色が素晴らしい。


















少し連絡コースを戻る。
国道が少し削ってしまっているが、これが阿津賀志山防塁の名残のようだ。
源頼朝からの守りとして奥州藤原氏が築いたものらしい。
壮大な土木工事だ……















右折して国道を離れる。


















お、林檎だ。
福島県北部は本当に果樹園が多いね。










柿の果樹園の中を歩く。
今朝は気温が10度ぐらいしか無く、もうすっかり冬の空気だ。
気持ちいいな。
やっぱり冬の歩行は大好きだ。





















義経の腰掛松。
初代は文政4年に焼失、二代目は平成26年に枯死したそうだ。
覆屋の中に初代の幹がある。
















すぐ側に二代目を接ぎ木した三代目が育っている。
まだ若木だな。
大きく育ってほしい。
















標識に従って歩いていく。
石母田供養石塔に寄り道するために少し遠回りするようだ。

















石母田供養石塔。
国指定史跡で、帰化僧寧一山の書として、また禅蜜合一の思想を見られるものとして歴史的にも価値のあるものなのだとか。
群馬県の上毛三碑を思い出すね。
そう言えば上毛三碑は最近ユネスコの世界の記憶に登録されたのだとか。
凄いことだ。



さて、厚樫山を目指そう。














東北自動車道の脇道を歩く。

























林道に入る。


















道脇に阿津賀志山画像碑群がいくつも見られる。
沸源という行者が国見山に大師堂を建てる資金源を募る際に信者からの助成金への報恩として彫ったものらしい。
国見山とは厚樫山の別名らしいが、大師堂はどこにあるのだろうか。















九十九折を上っていく。
気持ちのいい道だ。

















ここが峠のようだ。
コースは直進だが、山頂へ寄り道する。











山頂展望台からの眺め。
福島盆地と信夫山が見える。
良い眺めだ。
今回で福島県ともお別れなのだな……
感慨深い。
コーヒーとクッキーを食べてしばし山頂を独り占めした。



















厚樫山を下る。













厚樫山を下り、そのまま国道を潜ると農園を歩くようになる。














柿の果樹園だ。
また曇ってきちゃったな。
























御瀧神社に到着。
湧水を見にいこう。

















おお、これが湧水か。
栃木の出流原弁天池を思い出すような澄んだ水だね。
鯉が空中を泳いでいるようだ。
















神社にも参拝してきた。


















さあ、ゴールまであと少しだ。


















国道に出て右折して少し歩いたところに案内板があった。
ここをゴールとした。
福島県コース、これにて全踏破!
なんとか1年以内に歩き終えられた。
うーん、福島県、濃厚だったな。














ゴールのすぐ脇にラーメン屋があるのでここで昼食にすることにした。
TVでシンゴジラのDVDを流していた。
無人在来線爆弾全車投入!
















貝田駅まで歩き、郡山駅まで行き、高速バスで帰路に就いた。
次回はいよいよ宮城県に入る。
楽しみだな。
         

0 件のコメント:

コメントを投稿