2016/09/09(金)
八ッ場ダム見学会、午後は上流の品木ダムを見学した。
道の駅で昼食をとり、まずは更に上流の草津中和工場に到着。
吾妻川上流の各支流は「死の川」と呼ばれた草津白根山の硫酸分が溶けだした酸性の流域で、植物すら繁茂しない文字通りの死の世界であった。
そこで上流の中和工場で炭酸カルシウムを川に流し、品木ダムで中和促進させる一体的な事業が開始され、現在は魚も棲みはじめているという。
炭酸カルシウム投入口。
何と云うかイメージそのまま過ぎてそんなのでいいのかと思ってしまうが、これでも効果を発揮しているのだから、案外環境対策というのはシンプルな方が効果覿面なのだろうか。
見学会の最後は品木ダムへ。
中和促進と発電のためのダムで、治水能力はないという珍しいダムだ。
ダム湖を望むと浚渫船が見えた。
あのようにダム湖の底に中和生成物が堆積するので定期的に浚渫する必要があるのだ。
ゲートが2門。
小さな減勢工だ。
下流では吾妻川に合流する。
貴重なものを色々と見させてもらった。
これで見学会は終わり、帰路に就いた。
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