ついに埼玉県から東京都に入る。
名栗湖から白谷沢を上り、棒ノ嶺から奥多摩町に下るコース。
コースの構成は湖を眺め、沢を遡行し、稜線を歩き、植林地を下り、最後は集落を抜けるといった感じに変化に富んでおり、関東ふれあいの道でも屈指の良コースだと言える。
とりわけ白谷沢のゴルジュを抜けるのと棒ノ嶺頂上からの大展望は素晴らしい。
埼玉県中では最高のコースであった。
寝坊して少し遅めの出発となってしまったが、飯能駅発のバスの本数が多く、コースも短いので問題ない。
三叉路を左折して名栗川の橋を渡る。
古刹の趣きは無いが、参拝してきた。
今日は風が強く、少し波が立っている。
また、途中の休憩舎手前に案内板もある。
山桜が満開だ。
インターホンを押してダムカードを入手。
間近では初めて見た。
これは面白いなあ。
自然越流で水が穴に吸い込まれている。
橋を渡る。
二連の滝になっている。
このあたりから沢に接近した道になる。
沢の水を汲んで顔を洗った。
気持ちいい。
ここからは正に沢登りのように、谷底の岩を這うように上っていく道になる。
自然と対峙しているような感覚に少し酔う。
久しぶりに妙義山のときのような四肢を使って苔生した岩や沢の水流を肌で感じる感覚を思い出した。
これは楽しい。
門のように両岸が聳え立っている。
こんなところを通過する道が関東ふれあいの道にあったとは!
とんでもない道だ。
岩肌を舐めるように一条の水流が走っている。
道に三脚を立てるしかないので、人の往来があると無理なんじゃないか?
思いの外ハードである。
一息つく。
少しの間穏やかな道が続く。
ここでいくつか下山道が分岐している。
エスケープルートに使えそうだ。
ここで東京都No.7コースと合流した。
ここは埼玉県と東京都の境の稜線上なのだ。
踏み跡は不明瞭だが、道の脇を通って行けばいいようだ。
凄い大パノラマだ!
関東平野に広がる東京市街地だ!
その向こうには子の権現も見える。
やはりこうして越えてきた山々を眺めるのは感慨深いものがある。
遠くに微かに見えるのは日光の山脈のようだ。
ここで休憩し、コーヒーを飲んだ。
植林地の中を急斜面の九十九折で下っていく。
下りは良いが、上りのことを思うと少し憂鬱である。
途中、踏み跡が不明瞭になる。
迷わないように慎重に踏み跡を辿る。
しばらく天然の沢を利用した山葵田を脇目に歩いていく。
川を橋で渡る。
この辺りからキャンプ場になっているのも頷ける。
百軒茶屋を抜けていく。
夏は子供たちや家族連れで賑わうのだろう。
ようやく東京都の奥多摩町に入ったのだな、という実感を持った。
なお、川井駅のバスが清東橋というところまで来ており、すぐに目に付くのだが、何故かコースは更に川井駅寄りの上日向バス停まで歩くことになっている。
この間、特に見るべきものもないのだが、何故だろう。
集落に咲いた桜、椿、ツツジ、木瓜、山吹などの花を観賞しながらしばらく歩くと、上日向バス停に到着。
一応、標識もあった。
とりあえずここをゴールとした。
ここで少し遅い昼食とした。
とても美味しい釜めしが食べられるところで、春限定のたけのこの釜めしを頂いた。
少し値は高いが、その価値はある味と内容である。
もう帰るだけなので、酒も飲んでしまった。
20分ほどで着いてしまう。
これは素晴らしいな。
さて、埼玉県コースを終えたのだが、短かったためか他県に比べるとそれほど感慨がない。
長瀞のあたりも面白かったのだが、全体的に外秩父の稜線を歩くコースが多く、ハイキングとしては楽しいのだが、埼玉県の文化や歴史があまり見えて来なかったのが残念である。
幾つも通過した峠も古くから親しまれ利用されてきたものであるにも関わらず、峠道を利用せずに稜線から通過していくだけなのが残念であった。
もう少し古刹や古道を巡るコースがあっても良かったのではないか。
青梅線で東京駅に向かい、帰路に就いた。
こんばんわ、いつも楽しみにしています。ついに埼玉県も踏破されお疲れさまでした。これからも気を付けて下さい。
返信削除ラムこのパパさんこんばんわ。
削除埼玉県は何だかあっという間でしたね。
でも季節は冬から春になりました。
これから暑くなると長丁場のコースが厳しいかも知れないですね。
気を付けて歩きたいです。