2015/09/19(土)
三国峠を経て国道17号を歩いて中部北陸自然歩道の新潟県E-7コース終点まで歩く。
せっかくなので三国山に登頂してみた。
今回は天候にも恵まれて、快適な歩行を楽しめた。
前回のリベンジの意味も込めて、今回は法師温泉から三国トンネル前まで遊歩道を利用して歩くことにした。
後閑駅からバスを乗り継いで法師バス停までやって来た。
旅館の間を流れる法師ノ沢。
さて、ここから遊歩道になる。
少し坂を上る。
小さな峠を越えて坂を下ると逢初の滝を沢の対岸に見ることができる。
ちょっと頼りない感じの橋を渡る。
沢を少し高巻きながら山深いところに入っていく。
2つ目の橋が現れる。
やはり地図とは違って実際の道は沢を幾度か橋で渡りながら蛇行しているようだ。
すぐに3つ目の橋が現れる。
それにしても沢に沿って木陰が涼しげで爽快な遊歩道である。
朝のウォーミングアップにしては贅沢すぎるだろう。
急坂を上る。
朝一番ということもあってちょっと貧血気味になってきた。
脳に酸素が回ってない感じでクラクラする。
谷の中腹辺りを沢を高巻く感じに進んでいくが、途中かなり道が荒れている箇所があった。
路肩が抉れていてガレている上に草も茂っていて歩きにくいことこの上ない。
恐らく小規模の土砂崩れがあったのだろう。
…………もしかして、ここは前回道が怪しいと思って引き返した場所だろうか。
4つ目の橋だ。
うーん、これはほぼ間違いなく前回渡った橋だな。
前回はこれを法師ノ沢と勘違いしたが、どうやらこれは支流のようだ。
前回苦しめられたきつい九十九折を上る。
国道に出てきた。
今日は三国峠がよく見える。
これから再びあそこを目指すのだ。
三国トンネルの脇から山道に入る。
さて、ここからが本当のスタートだ。
前回は下りだったが今回は上りだ。
こんなに長かったかな、という気がする。
けっこうきつい上りだ。
旧三国街道に合流。
疲れた。
すぐに三国峠に到着。
今日は霧もなく、背後にしっかり三国山が見えている。
うーん、なんだかすぐ登れそうな感じがしないか?
とりあえず少し休憩する。
風が吹いていて気持ちいい。
意を決して三国山に登ってみることにした。
三国山の登山道は終始こんな感じで木階段が続いていて、面白味に欠ける。
そして後ろを振り返れば最高の眺望が得られる。
今日スタートした法師温泉がはっきりと見える。
広い草原に出てきた。
ここが「お花畑」と呼ばれているところだろうか。
もう少し早い時期に来れば一面に花が咲いているのを見れたのかもしれない。
それにしてもここまで結構上ってきたような気がするのだが、眼前にはまだ山頂が遠く見えていた。
ちょっと唖然としてしまったが、ここまで来たのだからもう少し頑張ろう。
お花畑を見下ろす。
草の生えていないガレた斜面を真っ直ぐ階段で上っていく。
きつい。
やっと山頂に着いた。
ふう。
山頂からの眺め。
猿ヶ京温泉、相俣湖、更に赤城山や子持山まで見える。
自分がここまで辿ってきた道筋が見えて感動も一入だ。
山頂は休憩できるようなところがなかったので、少し下って真っ直ぐな階段のところで休憩した。
北側を見ると新潟の苗場の集落が見えた。
スキー場と大きなホテルが見える。
少し風が冷たかったが、ゆっくりと景色とコーヒーを楽しんだ。
お花畑まで降りてきた。
一気に三国峠まで降りてきた。
下りは楽だが、ちょっと脚が攣ってしまった。
さて、国道17号まで下りよう。
旧三国街道の新潟側。
こちらも道幅は広く歩きやすいがいきなり九十九折で一気に下っていくようだ。
道脇に沢が流れていたので顔を洗った。
やはり旧三国街道は歩きやすくて気持ちがいい。
古の旅人の気分に浸れる。
国道17号に出てきた。
三国トンネル新潟側坑門。
隣で新三国トンネルの掘削作業が進められている。
あとはずっと国道17号を歩いていくのみだ。
スノーシェッドの歩道から三国峠を振り返る。
僕は今、関東を抜けて北陸の越後国を歩いているのか。
しばらく単調な歩きだ。
苗場スキー場が見えてくる。
苗場の集落に入ったようだ。
それにしても……なんだか異様に寂れていないか?
もう廃業して久しいだろうことが明らかな店舗が妙に目立つ。
後で調べてみるとどうもスキーブームのときに大々的にリゾート地として開発したことが裏目に出て、ブームの終わりと共に町そのものが大きな負債となっているようだ。
この町は昭和のまま時が止まっているようだ……
途中にある雪ささの湯というところで軽食を頂き、温泉で汗を流した。
泉質は良いようだが、如何せんここも寂れていた。
更に集落を進んでいくと巨大な苗場プリンスホテルの施設がスキー場の麓に鎮座するように現れた。
ずいぶんと大きなホテルだが、冬になればこのホテルも賑わうのだろうか……
正直なところあまり想像できない。
苗場の集落を抜けるとしばらくスノーシェッドが続く。
苗場プリンスホテルを見下ろす。
スノーシェッドを抜けると平標登山口バス停と中部北陸自然歩道新潟県コースE-7の終点を示す標柱があった。
ここをゴールとした。
20分ほどするとバスが来たので、それで越後湯沢駅に向かった。
越後湯沢駅に到着。
随分遠いところに来てしまった。
電車が来るまで随分時間があったのでこしひかりを使ったおにぎりを食べたり土産を物色したりしてゆっくり過ごすことが出来た。
駅構内には温泉まであった。
しばらくして来た電車に乗って帰路に就いた。
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