行道山浄因寺から名草厳島神社まで終始山道を歩く。
途中には特に見所はないが、この時期のハイキングは景色も良く気持ちいい。
また、No.7コースのように登山家で混み合っておらず、静かな山を堪能できるのも良い。
足利駅から足利市営バス行道線に乗って行道山に向かう。
この日は何かイベントでもあるのか、足利駅もバスも大変に混み合っていた。
終点の行道山から菅沢集落を抜けて山林に入っていく。
前回は気付かなかったことだが、この辺りも板状節理の奇岩が多い。
道脇には袋川が流れている。
さて、コースを歩き始める前に浄因寺に参拝しておくことにした。
何と今日は清心亭を見学できた。
清心亭は広さ10畳ほどの小さな建物だが、縁側から遠く山々を望め、正に心が清らかになるようである。
浄因寺を後に、コースを歩き始める。
まずは緩やかな坂で植林地の中を歩いていく。
階段を上り尾根に取りつく。
しばらく尾根伝いの快適な道を歩いていく。
両崖山のように眺望は得られないが、こういう山の自然に抱かれているような道は安心する。
車道に降りてきた。
ここは馬打峠と言うそうだ。
すぐに山道に戻る。
再び尾根伝いに歩いていく。
少しずつ道が岩がちになってくる。
その先に休憩所があった。
ここで買っておいたおにぎりを食べた。
そろそろ寒い季節になってきたので水じゃなくて温かいコーヒーでも飲みたいなあ、なんて思った。
良い保温瓶を買って山コーヒーを楽しむのも良いかもしれない。
その後もしばらく尾根伝いに山道を歩く。
藤坂峠に降り始めるところで少し眺望が得られた。
藤坂峠にはかなり急な階段を下りていく。
上りじゃなくて良かった。
藤坂峠に到着。
ここにある開通記念碑がチェックポイントになっている。
またすぐに山道に戻る。
ここまで杉が主だったが、少し植生が変わってきたようだ。
その先に広く眺望を得られる場所があった。
ゴール付近の名草上町が深い山間に見える。
ここはとても静かでちょうどベンチがあったので、しばしここで瞑想をした。
いい気持ちだ。
再び杉の森に戻ってきた。
尾根伝いの道から下りてきた。
その先で舗装道に出てくる。
ゴールは右折だが、まずは左折して名草厳島神社に寄り道する。
鳥居を潜るとまず弁慶の割石がある。
弁慶が錫杖で割ったという逸話がある。
名草厳島神社の境内には名草巨石群と言う風化した花崗岩の奇岩が多くある。
厳島神社拝殿は大きな奇岩の上に建っている。
拝殿の左手、橋が架かっている大岩を御供石と言い、岩と岩に挟まれた小さな隙間を潜ることを胎内潜りと言って、安産祈願として行われるそうだ。
実際に潜ってみたが、かなり狭くて這いつくばるようにしないと潜れない。
境内の奥に進んでいくと石割楓がある。
カエデの木が岩を割るようにして生えている。
植物の生命力は凄まじい。
石割楓の左隣は巨石がゴロゴロしている。
この中の船を逆さにしたような形の石を御船石と言うそうだ。
火山由来の花崗岩が風化してここまでの巨石群となったことの自然と時の雄大さ、また厳島神社で古くから神聖なものとして祀られてきた歴史の深さの二面から感心させられる奇観だ。
ここがNo.5コースとの分岐点になる。
厳島神社の大鳥居を潜る。
大鳥居を潜った先は名草上町集落で、巨石亭という足利市営の研修施設、それから釣堀と露店がある。
また、キツネノカミソリの群生地であるそうだ。
ここの露店でラムネといもフライを食べて休憩した。
ここに案内図があったので、ゴールとした。
ここにある巨石亭は足利市に申請すれば宿泊ができるようだ。
No.5コースを歩くときに利用させてもらおうと思う。
バス停まで歩く。
途中にもう一つ釣堀があった。
ここでは食事も出来るようだ。
緩やかな坂を下っていくと、県道218号に出てきた。
左折して勘定谷戸集落を歩く。
右折するとコース途中で通った藤坂峠に行ける。
少し歩くと入名草バス停に到着。
バスが来るまで2時間近くもあったのでまた時間を持て余したのだが、日が沈んでくると凄く冷え込んできてとても寒かった。
特にじっとしていると体が芯まで冷えてくるようだ。
もっと厚手のコートを持ってくるようにした方が良いかもしれない。
ようやく来たバスはワゴン車で、地域住民の足になっているようなものだった。
行き先を運転手に告げ、足利駅で降り帰路に就いた。
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