2013年7月13日土曜日

              

関東ふれあいの道(千葉)『No.21アジサイのみち』

2013/07/13(土)

さて、今回前回のNo.22コースから2ヶ月近く経っているのはサボっていたワケではなく、No.21コースが名が示す通りアジサイで有名な麻綿原高原を訪ねることになるため時期を待っていたのだ。
ちなみに、この2ヶ月間はこの先のコースを先に歩いていた。

そして左の写真だが……毎回JogNoteというiPhoneのアプリで記録したもののスクリーンショットを貼り付けているのだが、iOSをアップデートしたら標準地図でGoogleMapが使えなくなってこんな分かりにくい地図になってしまった。
というかこの縮尺だと地名等が一切表示されないってどういうことなんだよ……まあいい。




前回の帰りにも利用した安房天津駅からコミュニティバス……というかワンボックスカーに乗って清澄寺に向かう。
時期が時期だけにワンボックスカーが満員だ。

ちなみにだが、この写真を撮ったのは07/13の一週間前の07/06である。
理由はあとで話すことにしよう……









さて清澄寺バス停に着いたが、バス停のすぐ脇に極真空手発祥の地展望台というものがあるらしいので登ってみると、極真空手の創始者本人が刻まれた碑が立っていた。
なお展望はイマイチである。

















また清澄寺の前にも展望台があり、そっちの頂上には天富神社という小さな神社が。
ここは関東の富士見100景というものに登録されているようだが、あいにくの天気で富士の見える眺望は得られそうにない。












清澄寺仁王門だ。
ここはチェックポイントなので写真を撮った。
ちょうど観光シーズンなのでツアーか何かで来たような団体さんに少し迷惑をかけてしまった。












門を潜って境内に入ると正面に大きな木があった。
さっそく写真を撮ろう…………アレ?
シャッター音がしないのでカメラの画面を見てみると、これ以上書き込めませんの表示が……
そんな馬鹿な……カメラに入れてあるSDカードは新品のもののはずだ。
実はこの日からデジカメを新調して、新品のリコーのGR DIGITAL IVを使っていたのである。
当然家で試し撮りなどして問題なく使用できることを確認しているし、現にここに来るまで普通に撮れていたのである。
調べてみるとSDカードが挿入されていなくても内臓メモリーというものに10枚程度記録できるようになっていて、ここまで内臓メモリーに保存していたということであるらしかった。
つまり、SDカードをカメラが読み込んでいない。
清澄寺の境内で30分余りもカメラと格闘したのだが、結局は……

県道81号を下って安房天津駅に戻ったのであった。
途中建設途中のループ橋などが見れたが、写真には撮れていない。
うう……心が折れそう。
その足でカメラを買った電気店に行ってみると、どうやら通販で買った安物のSDカードに問題があったようだ。
安物買いで銭どころか時間と機会も失ってしまった。

さて、気を取り直して清澄寺の大杉だ。
昭和29年に台風で大枝が折れたらしく、右側に大きく黒ずんだ部分が見えたが、立派な樹だ。












清澄寺本堂である。
朱色に彩られた木造の佇まいと大きく張り出した屋根の威容は素晴らしい。













本堂の脇に続く道の先には「中門」と呼ばれる門がある。
こちらは対照的に茅葺きの屋根が素朴な美しさを漂わせている。













中門の先にある庫裏は何やら工事中のようだが、こちらも茅葺き屋根の歴史ある建築物だ。














清澄寺を後にして、続く道は掘割を急坂で登り林道入口に向かう。



















麻綿原高原に向けて3km程度、気持ちのいい林道を歩く。
なお、林道の入口にゲートがあるのだが、前を行く人もゲート脇を抜けていったし、何人かハイキングしている人ともすれ違ったので、暗黙の了解になっているのだろうか。
林道からはいくつも獣道のような細い道が分岐していた。
個人が樹を管理するための分岐道だろうか。
ちなみにこの林道は一杯水林道というらしい。






林道を抜けて来ると、麻綿原高原への分岐点が現れた。
「清澄寺は電線を辿って行って下さい」と色褪せた立て看板があるので、やはり林道は通行OKなようだった。
しかし「麻綿原高原」「県民の森」の表示は良いとして、「天津市街地」の表示は妙だ。
関東ふれあいの道には市街地に抜ける道について描かれていないし、ここから天津市街地に下りる道は確かにあるが、駅のある市街地からは少し離れている。
しかも真新しいので後で取り付けたものであるようだった。
この表示の意味は後ほど分かることとなる。


麻綿原高原に向かう道はコースから逸れることになるが、麻綿原高原に行かなければコースの名の示すアジサイは見れないのだから、このコースを歩く以上、無視する道理はない。












麻綿原高原にある麻綿原天拝園の入口だ。
なにやら立て看板がたくさんあって雑然とした感じだ。
もう少し美的センスというものはないのだろうか……












うっとおしい悪ノリである。
落ち着いた気分で観賞したいのに、ブチ壊しである。
やめてほしい。
これ以外にも悪ノリのような文章で解説されているものがいくつかあった。










時期もちょうどピッタリで、淡い青紫色のアジサイが咲き乱れている。壮観だ。














高原の頂上に至る道にはこれ以上ないほどのアジサイが植えられている。
時期を待って良かった。なかなか見られない光景だ。












頂上から見下ろした天拝園。















山の景色も美しい。















麻綿原高原を後にして先に進もう。















奥谷林道への入口だが、再びゲートが。
しかしこちらは一杯水林道のゲートと違って歩行者はゲート脇を通っても良いような雰囲気であるし、立て看板にも「車両通行止め」とあるので、歩行者はOKだと解釈して先へ進むことにした。










優に2車線はある高規格の林道だ。
内浦県民の森まで5km程度である。
こちらは人とすれ違うことはなく、広い林道を一人占めしたような気分だ。












途中かなり集中的に崩れてる区間があった。
まだ崩れた土砂も片付けられていないのは最近崩れたということだろうか……
少し怖くなる。












道脇にテーブルと椅子などが出てきて県民の森が近くなってきたことを窺わせる。














途中道脇に湖へと降りる階段があった。
湖面を見てみようと下に降りてみると……














む!あそこに見えるはダムじゃないか?
どうやら湖はダム湖だったようだ。
奥谷第二ダムと言うらしい。
洪水吐に流木が引っかかっている。












別の脇道からダム正面がフェンスの金網越しではあるが、見えた。
フェンス周辺の低木や雑草を刈ればもう少しちゃんと見えるのだが……
残念ながらそう言った整備はされていないようだ。










ん?
ダム下流側を眺めると、木々の葉の間に吊橋のようなものが見えた。
近付けるだろうか?













藪の中にうっすらと踏み跡を見つけたので辿っていくと、「これより先通行止」の表示が現れた。
これ以上はかなり藪も深く、橋もどうやら立ち入れそうにないので引き返した。











キャンプ場の先に石組みの道と鳥居が見えた。
正直かなり行きたい気持ちがあったのだが……
あそこに登るのはちょっと疲れそうだしコースとは関係ないし、このあとNo.20を続けて歩く予定であったので体力は温存しておきたいこともあってスルーすることにした。










う、うん……?
県民の森側の林道入口には工事中の立て看板があった。
反対側にはこんなものはなかったのだが……
こっち側から来ていたら入る気にはならなかっただろう。
そしてこの看板で反対側の「天津市街地」への表示の意味が分かった。
アジサイの道で奥谷林道が通行できないので、麻綿原高原まで来たら一度天津市街地に下り、国道128号を通り、安房小湊駅付近でNo.20コースに合流しろということなのではないか?
推測でしかないが、千葉県ホームページでは確かに最近まで通行止めということになっていたようだ。(09/04に解除されたようだが)
ゴール。
内浦県民の森は広大なキャンプ場のようで、親子連れの客で賑わっていた。
スタート時には気付かなかったのだが、ゴールにある案内板に紙が貼ってあり、通行止めのお知らせ(※迂回路はありません)とのことが書かれていた。
まあ結果オーライ……なのかな。

とりあえず13kmを2時間20分で踏破……と。
総合センターで休憩を兼ねて昼食をとるつもりだったのだが、間の悪いことに臨時休業なのだった。
         

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