2013年7月20日土曜日

              

関東ふれあいの道(千葉)『No.12観音様のみち』

2013/07/20(土)

No.13の2週間後、No.20とNo.21を歩き、その更に一週間後にNo.13の続きの本コースを歩くことにした。

多少アップダウンがあるとの事前情報を得ていたが、No.21以降はずっと舗装道を歩いてきたので、そんなに苦労することはないと思っていたのだが……

















茂原駅から長南行のバスに乗って中之台バス停に到着。
茂原駅からはバスの発着が多く、土日も一日に5・6便は出ているので便利だ。
本コースとNo.10、No.11でも利用するのでしばらく拠点となる駅だ。

中之台バス停からNo.12コース方向に向かうとコンビニもあるので、バスが来るまでの時間も潰せる。

起終点がバス停の場合、周りが何もなかったりすると気持ち的にもちょっと辛いので助かる。



しばらく開けた田園の広い道を歩く。















道を山間の方に逸れると、すぐ常福寺がある。
が、ちょうど本堂の補修作業中で、作業員がお仕事中であったので、長居はせずに先に行くことにした。












一つ小さな峠を越える。















峠を越えた先に蓮の田があった。
大きな蓮の葉が一面に広がっていて綺麗だった。













休耕田の脇道を歩く。















道脇を流れる小川が良い雰囲気だ。















標識が欠落しているが、県道147号を少し南に進むと小学校のある交差点に次の標識がある。













県道147号から県道148号まではしばらく道なりに進めば良い。
山間の小集落を抜ける。













県道148号を北に少し歩き、すぐ生活道路のような道に逸れる。














道は徐々に登り始める。















ぐんぐん登り始める。
いつの間にか再び山の中に居たようだ。














坂を登り切ると、保養センター展望台がある。
展望台の解説板がチェックポイントなので写真を撮影。
ちなみに展望台への入口はトラロープで簡易的に封鎖されているが、写真を撮影している間もロープを跨いで何人か展望台に向かっている人がいたので、僕もそれに倣ったのだが、恐らく展望台はすでに管理を放棄されており、一応危険防止のために立入禁止となっているのだろう。
ここであえて立入の是非について言を発しはしないが、もし展望台に立ち入ったり登ったりする場合はあくまで自己責任で……

展望台の上からは笠森観音や京葉工業地帯が見えるらしいのだが、僕の視力だとちょうどこの山地をトンネルで貫く圏央道が見えるぐらいだった。
望遠鏡でもあれば見えたかな?
ユートピア笠森に到着。
かつては保養施設として営業していて食堂や温泉があり休憩所としてはうってつけであったのだろうが、すでに閉館して久しく全く営業はしていない。
が、建物がこうして残され玄関先に車が停まっているところを見ると、営業再開する目途でもあるのだろうか。








ユートピア笠森を後に先に進むと、蔵持ダムの脇の道を行く。
堤体まで行くのかと思いきや……













うわー!
なんだか急に山道で登り出した!
道は蔵持ダム堤体に続く道から逸れてこの道を行くようだ……












久しぶりに山に戻ってきたって感じだ。
しかしこの区間はそれほど長くはない。














木製階段のステップ部の土砂流出を補修するためか、最後の部分のみ土嚢の敷き詰められた道を下る。
一旦舗装道に合流する。
蔵持ダムに向かう道へ逸れずにユートピア笠森からずっと舗装道を真っ直ぐに来るとここに来れるようだ。









舗装道を少し西に歩くとすぐに写真のような階段を登ることになる。



















再び山の中に入っていく。
ここからはアップダウンも多く結構距離もあるので疲れるが、道自体はよく整備されていて軽快に気持ち良く歩ける道だ。
ときおり木々の間から注ぐ木漏れ日も気持ち良い。










笠森霊園との分岐点の脇にこんな解説板があった。
木落とはここ一帯の字名なのだろうか?













笠森観音が近付くと道はほとんど平坦になる。
クッションが効くからか、こういう道だと舗装道以上にハイペースで歩けるような気がする。

ここで、あとどれぐらいで笠森観音か確認しようとしたところで、アプリがクラッシュしてしまった。










笠森観音に到着。
木造の骨組みの上に寺社が聳える姿が壮観だ。
正確には岩の上に建つ寺社を骨組みが支えているのであり、これは四方懸造と言って、日本でもこの笠森寺特有のものであるらしい。
また周囲の森は寺草創より一千と数百年余りもの間禁伐採として保護されてきたという。
笠森寺観音堂、笠森寺自然林が共に国指定の重要文化財だと言う。
千葉県の観光を語る上では外せない物件と言えよう。




入場料を払えば観音堂まで登ることができるが、周囲の森で木が鬱蒼としているため眺望はあまり良くはない。
が、独特の建築様式やこの寺の歴史を肌で感じることは十分出来よう。











寺の西門から先はNo.11のコースが続いているが、このコースではとりあえず北の仁王門から参道を下り笠森バス停へ向かう。

立派な仁王門を潜ると、参道の両脇に聳える巨木に圧倒される。










霊木子授楠という巨木があった。
なんでもこの木の根の間の空洞を通り抜けると子を授かるという謂われがあるとかで、若い夫婦や家族が来て賑わっていた。

僕は子を授かる予定も願望も今のところないので遠慮しておこう。














深い掘割を抜けてくれば間もなく笠森バス停だ。
16kmを3時間30分で踏破。

さて、笠森バス停からだが、茂原駅行きのバスでちょうど良い時間のものがなかったので、逆に上総牛久駅行きのバスに乗ってみることにした。
上総牛久駅に着いたあと、少し時間は遅かった(15時頃)が、寿し割烹松の家という店で刺身定食をいただいた。
帰りは小湊鉄道にはじめて乗ったが、ディーゼルエンジンの音とともに夕暮れの田園風景を走るワンマン列車というのはなかなか風情のあるものであった。
         

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