2013年8月4日日曜日

              

関東ふれあいの道(千葉)『No.11森と森をつなぐみち』

2013/08/04(日)

8月になった。そろそろ本格的な夏だ。

森と森をつなぐみち……コース名からすると連絡コースのような印象を受ける。



















茂原駅から笠森バス停に到着。
ここから笠森観音までは前回No.12コースと重複する。













掘割を登る。
下から見上げると迫力あるそそり立った垂直の壁。



















笠森観音に到着。

この参道の巨木と仁王門が絵になるので何枚も写真を撮ってしまった。












うーん。良い。















北の仁王門から先がNo.11コースとの分岐点だ。
再び深い森の中に入って行く。












気持ちの良い道だ。
この辺りも保護林なのだろう。
蝉や鳥の囀りの中、夏の日差しを柔らかく漏らす木々の間を進んでいく。

この道は昔、笠森観音の参道であると共に長柄郡から上総へ抜ける主要な道路であったそうだ。
歴史を感じることもできる、趣深い道である。







さて、森を抜けた先の大庭集落の田園の中にこんな解説板があった。
安養坊。
元は僧侶養成の道場で、仏堂が建てられたが、今はそのうちの一施設しか残ってないという。(假堂……と言うのはなんだろうか)

しかし周りには何もなく、地図を見てもそれらしきものは見当たらない。
後で地図を確認してみると……少し離れたところに安養寺という寺があるそうだが、そのことだろうか。




少しコースを逸れたところに熊野神社がある。
この神社自体は小さな素朴な神社だ。














真に見るべきは熊野神社の裏手に回り込むように穿たれた掘割の道の先の……コレ。
異様な雰囲気を醸している。
のっぺりとした素掘り隧道が薄暗い森の中にひっそりと潜んでいた。
なんだか近付くのは畏れ多いぐらいだが……じっくり観察した後に先に進むことにした。

ちなみにこの辺りの農家さんが柴犬を放し飼いにしていた。
犬好きの僕は近付いてきて遊んでくれないかなーなんて思いながらほっこりしたのだが、犬が苦手な人は通行に支障があるかもしれない。



更に歩いて大津倉集落まで来ると、再び解説板が。
地図で確認してみると、この解説板の後ろに伸びる道の先に大国主神社があるようだ。












大国主神社。
毎年10月9日に祭礼があり、由緒ある神楽が奉納されるようだ。

社は簡素な造りながらも歴史を感じさせる。











更に先にやや単調な道を進む。
八重垣神社に到着。
ここの解説板はチェックポイントなので写真を撮った。

八重垣神社の解説板の近くに「石幢」という解説板があり、この石幢は……と解説されているのだが、肝心のその石幢はどこにあるのだろうか……
ちなみに石幢とは幢幡(仏前の飾り物)を模して石の面に彫刻を刻んだもののことらしい。
燈籠みたいなやつのことかな?




いい加減うんざりしてきたが……どこなんだよ!!
モノが何処か示さずに解説だけするというのはからかわれているようでかなりムッとする。
コース逸れてもいいから標識を付けてくれよ……

これは後で地図をいくら見ても発見できなかった。








時刻はちょうど13時頃。
そろそろどこかでお昼を……と思っていると蕎麦の幟が見えたので、近くの「かなうち」という山形蕎麦の店へ。
天ぷら蕎麦を頼んだのだが、蕎麦が板に乗って来るのは新鮮であり、また天ぷらは珍しい山菜を豊富に味覚に新しく、十割蕎麦も大変おいしく、また店主のサービスも良く、非常に良い雰囲気の店で昼食を頂けた。







インフォメーションセンターというのがあったらしいが、いつの間にか通り過ぎてしまったらしい。
徐々に山に向かって道は登り始めた。













海上自衛隊市原送信所に到着。
なんだかよく分からない電波塔のようなものが立っていた。



















単調な道を歩きながら山を下る。















県道147号沿いにある眼蔵寺の梵鐘(写真)は千葉県最古のもので由緒あるものであるそうだ。













眼蔵寺の脇から山間の森の中に入って行ったと思ったら、道を逸れて未舗装の道に分け入って行くようだ。
ちょっと良い雰囲気の道だ。












武峯の権現森に入る。
薄暗くて神秘的な雰囲気……なのは良いのだが、藪蚊が!藪蚊が多い!
刺されるー!刺されてるー!

















武峯神社。
なんだかこじんまりとして可愛らしい神社だ。














権現林を抜けると畑の中のような道に。
い、いいのかな……














薄暗い参道のような道に入ると、武峯神社の仮殿があった。
神輿が蔵されているそうだ。













参道を下り県道14号に合流すると、そこがゴール。
17.5kmを3時間15分で踏破。

帰りの茂原駅行きのバスが来るまで少し先の道の駅ながらで休憩した。
         

2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    ブログを参考に千葉の関東ふれあいの道を歩いている者です。

    新宮神社の案内、同じように案内板の前で悶々としていました。
    少し調べた所、撮影された写真の右にある森に神社があるそうです。
    以前はお祭りがあったそうですが、今は無いような記事もありました。

    参考までにリンクを付けます。
    千葉県教育委員会)
    https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/p131-051.html
    長柄町デジタルアーカイブ)
    https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11E0/WJJS06U/1242605100/1242605100100020/ht200010

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    1. はじめまして。
      千葉コースは懐かしいですね。
      最初に歩き始めたこともあり、色々と戸惑ったこともありました。
      神社の所在、よく調べましたね!
      現地では解説板はあるのにモノが見当たらず困惑しました。
      関東ふれあいの道の完踏目指して頑張ってください。

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