2023年6月11日日曜日

              

新・奥の細道(秋田)『No.03勢至の森とロマンにひたるみち』

2023/06/11(日)

金浦集落を周回する。
勢至公園、竹嶋潟、白瀬南極探検隊記念館、飛の崩れ、浄蓮寺など見どころが多いので、ゆっくり歩きたい。














金浦駅を出発し、まずは勢至公園へ向かうのだが、コースマップだとどこから入るのかがよく分からない。
何となく……ここだろうか?








勢至公園。
大きな池がある。
町の憩いの場になっているようだ。









三嶽神社に寄り道。












三嶽神社参道のタブ林。
日本海側の最北限の群落だそうだ。










薄暗い参道を上っていくと頂上に三嶽神社がある。
眺望はなし。
参拝。









勢至公園の池(観音潟)から鳥海山を望む。











次は竹嶋潟へ。
国道7号を陸橋で渡る。











コースマップではこのまま直進となっているのだが、ゲートで塞がれている。
不穏な感じがするので素直に迂回する。








竹嶋潟。
勢至公園と同じく池の周りは遊歩道になっている。










白瀬南極探検隊記念館。
今日は時間があるし、せっかくだから見ていくか!










記念館では雪上車が展示してあって車内まで見ることができたり、南極の氷を触ることができたり、プラネタリウムのようにオーロラを天井に投影して見ることができたりする。
なかなか興味深い時間を過ごした。





記念館を出て、ちょうどお昼時だったので前にあった店に入って定食を食べた。










先ほど陸橋で越えた国道7号を今度は暗渠で潜る。











海岸に出てきた。
防波堤として石が積まれているが、これは江戸時代に造られた石垣で、国指定史跡になっている、由利海岸波除石垣というそうだ。














飛の崩れが見えてきた。
あの小高い岬がそうだろう。











石垣には水抜きもあったとされているが、これは後世に改修されたものだろうな。
それでも土木遺産として見るべきものがある。








飛の崩れに色褪せた案内板があった。











飛の崩れはキャンプ場になっているようだ。
ここで白瀬矗がキツネと喧嘩したのだとか。









鳥海山。












金浦漁港だ。
何だか秋田県で最初に歩いたはちもりの自然にふれるみちを思い出す。









山と海のあるこのような街で白瀬矗は冒険心を養っていったのだな。










浄蓮寺に白瀬矗の墓がある。
白瀬矗はこの寺の住職の息子として生まれた。
南極踏破という偉業にも関わらず、晩年は探検に要した費用の借金で貧しく、人々からも忘れ去られていったのだという。
合掌。





境内に白瀬矗とペンギンの像がある。
彼の偉業は今ではこうして再評価され、語り継がれている。









金浦駅に戻ってきた。












今回も特急いなほで帰る。
特急列車は良いものだ。











車窓から日本海に沈む夕日を見る。
最高だ。
         

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