2022年11月12日土曜日

              

新・奥の細道(秋田)『No.21大自然の光が映える渓谷のみち』

2022/11/12(土)

美しい渓谷沿いの林道を歩く道。
紅葉の時期は特に目を楽しませてくれる風景が続き、ハイキングに最適なコースだ。
途中の夏瀬温泉で汗を流せるのも良い。













まずはコース起点にある国の重要文化財である草彅家を見学する。














いわゆる曲家と言われる農民住宅だ。
茅葺屋根も荘厳で、この地の有力者であったことを窺わせる。
これは良いものを見たな。












さて、集落から山へ向かう。












建材店を最後に人家が絶える。












玉川が現れる。












しばらく舗装された林道を歩く。
紅葉を楽しみながら軽快に歩いていく。
楽しい。









玉川支流の長内沢を渡る。
ここに建物がポツンとたっていた。
林業関係の作業小屋だろう。









植林地。












屋敷沢を渡る。












この辺りはまだ林業が盛んなようだな。
そう言えば国道沿いには貯木場もあった。









ここまで緩やかに上ってきたが、峠を越えて下りに転じる。











木材の運搬車両が頻繁に往来するようで、路面は荒れている。
八木沢を渡る。










八木沢沿いを歩く。












再び橋。












夏瀬ダムの湖面が近付いてきた。
旅情たっぷりの素晴らしい景色だ。














こうして静かに一人で自然と触れ合う時間は本当に贅沢で素晴らしいものだ。














木材が道脇に積まれている。












分岐点。
右だ。











部名垂沢を渡る。












清流。
のんびりと釣りでも楽しみたいな。










貯木場。












坂を上って峠を越える。












峠。
良い天気だ。











この峠の先は国土地理院の地図に記載がなかったので、正直少し不安だったのだが、杞憂だったようだ。
むしろ最近も車両が通行しているようで、轍がしっかり付いている。






分岐点。
堀内沢は多くの名瀑のある美しい渓流のようだが、今日は先を急ごう。









植林地を抜ける。












少し雰囲気が変わった。
より野趣溢れる感じに。











堀内沢を渡る。
夏瀬発電所の建物も見える。











再び貯木場。












小玉沢を渡る。
む、何やら橋が新しい。
最近になって改修したようだ。










何やら真新しい作業路があるが、コースは右だ。











昔ながらの山道になってしまった。
これでもかつては林道だった雰囲気は醸しているが。









道がなくなってしまった。
ピンクテープがあるので少し路肩を下ってみる。










ピンクテープと踏み跡を辿る。
もはや山道以下だが、何とか歩ける。
浮石に注意。









吊橋が見えた。
もう少しだ。











コース分岐点。
このまま真っ直ぐ行けばNo.20コース。
橋はすぐそこだ。









夏瀬橋に到着。
通行止めのロープが張ってあるが、橋ではなくこちら側の通行止めである。









これは綺麗だ。
橋は吊橋なので結構揺れて恐ろしい。
落葉が始まっているが、紅葉の季節に来れて良かった。













夏瀬温泉に到着。
山の中にひっそりと佇む、庶民では中々手が出ない高級旅館だ。
しかし、日帰り入浴も出来るのでご安心。








受付を済ませて温泉へ。
良いお湯でした。
歩いたあとの温泉はやはり良いものだ。









しかし、まだ終わりではない。
国道まで長い林道が続くのである。
夏瀬温泉へ来るにはここを通らねばならない。








この林道から眺める玉川は、とりわけ紅葉の時期は溜息の出るような美しさなので、是非とも歩いてもらいたい。















燃えるような紅葉に青い水面の取り合わせは何とも雅だ。
まるで日本画を眺めているよう。














これから長い冬が訪れる。
春に芽生え夏を生きた木の葉の、最後の姿はかくも美しい。
これこそ粋というものだ。

途中、林道にリスを見た。
彼らもこれから始まる長い冬への備えに忙しいのだろうな。











神代ダムとの分岐点。
直進する。











しばらく歩くとようやく集落に出た。
あ!ちょうど秋田新幹線が!










田沢湖線の踏切を渡る。












コース終点。
連絡コースで歩いた国道に合流した。
バス停があるが、こんなところに頻繁にバスが来るはずもない。
今日の宿まで歩くとしよう。







ちょっと遅くなってしまったが、腹ごしらえしよう。
国道沿いのラーメン屋に。










結構「盛り」の良い店だった。
ごちそうさま。











今日の宿に到着。
宿まで地味に遠かった。
         

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