コースの半分以上が通行出来ないため、さい沼までの往復コースになる。
さい沼は人気のない山中にひっそりと有り、まさに神秘の沼である。
さて、本来はここから正面に見えている山に登り、稜線を辿って湯の沢へ降り、さい沼に登り返すのがコースの道筋なのだが、湯の沢からさい沼までのコースを歩いた記録をインターネットで探しても皆無である。
どうやら崖崩れと藪によって完全にコースが消失しているようなのである。
この時点で起点から湯の沢までの往復か、終点からさい沼までの往復かの選択になるが、公式に通行が可能なのはさい沼までの往復コースであるから、今回は大人しくこちらのコースを歩くことにしよう。
ここからさい沼を目指すぞ。
振り返ると海と下北半島が見えた。
さて、頑張って上っていくぞ。
気持ちいい道だね。
登山に来た人はここに駐車するのが良いだろうな。
と言ってもほぼ一本道の林道なので迷いようがないが。
どれどれ。
小さいながらも素朴な趣がある。
ここは左に行く。
それにしても、ここまでずいぶん立派な林道が整備されているな。
最近になって再整備されているようだ。
歩くには全く問題無い。
木々の緑とそよぐ風が心地良い。
良い雰囲気だね。
大丈夫か?
右手に山道が続いている。
藪っぽい。
ガサガサ草をかき分けて歩く。
むつ湾展望所に到着。
木が邪魔でよく見えないなあ。
でもここが今日のピークのようだ。
いい汗かいたね。
むつ湾展望所から更に進むと、さい沼が現れる。
これは美しいな。
まさに神秘の沼だ。
静寂の湖面に映る山の緑。
この沼にはモリアオガエルが生息しているそうだ。
木に登って産卵する珍しいカエルである。
一度は見てみたいなあ。
残念ながら閉鎖されていて中を窺うことが出来ない。
扉の前で手を合わせた。
ここで引き返すことにした。
食べられるのかな。
どんどん下っていく。
これでひと安心。
帰りは家族連れを含め数人のハイカーとすれ違った。
意外と地元ではメジャーなスポットなのか?
踏み跡は薄かったが……
空が広くて良いところだねえ。
連絡コースで先に進むぞ。
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