2021年8月29日日曜日

              

新・奥の細道(青森)『No.35浜名岳登山道と渓流のみち』

2021/08/29(日)

全長26kmもある林道を黙々と歩くロングコース。
林道は結構荒れており危険なところもあり、エスケープルートも無いので時間と体力に余裕を持って挑む必要がある。
とは言え、山道は皆無のため軽快に歩いていける。
前半の山深い林道も旅情があって楽しいが、後半の上股川渓流も幽谷の雰囲気も美しい。















再び三厩駅に到着。
今日は朝から燦々と太陽が照りつけている。
暑そう。









まずは連絡コースだが、これと言った見どころもないので記事は分けず省略。
国道に出てくるが、そのまま横断して旧道へ。









良い雰囲気の漁村の風景だ。
海風が気持ちいい。














はるか先の蟹田のむつ湾フェリーが案内されているが、かつてここ三厩にもフェリーが就航していた。
東日本フェリーは三厩と北海道の福島町を青函トンネルと平行するような航路で結んでいたそうだが、1998年に運休となった。






集落に入る。
ここを右折だ。











本覚寺に到着。
ここがNo.35コースの起点だ。
案内板もあった。











太宰治の「津軽」にも出てきたという本覚寺。
立派な松の木を潜って参拝する。










大仏様も居る。
今日の旅の安全を祈願して手を合わせておこう。











本覚寺をあとにして道を歩いていく。











集落から離れて坂を上りはじめる。












夏だねえ。












道が狭くなったぞ。













と思ったが、また広くなった。












まっすぐ畦道に進んでしまいそうだが、ここは右折。












あっ突き当たったところで舗装が終わってしまった。
ここからは砂利道。
左折だ。









森の中の良い雰囲気の道だ。













最後の農耕地を過ぎる。












植林地だが、木漏れ日が注ぐ美しい森だ。














標識によると「水源地」が左に下っていく道の先にあるようだ。
地図を見ると恐らく川へ降りることができ、そこにダムがあるのだが、今回は時間を惜しんで寄り道はしなかった。







緩やかに上っていく。
一応登山道ではなく林道なので楽である。











ちょいガレてるな。
一般車はもう無理だろう。











気持ちいい道だ!













浜名岳の登山道が右に分岐している。
時間があったら登りたかったんだけどな。









お?舗装復活?













と思ったらすぐに砂利道に戻った。
暗渠か何か埋めてたのかな。










どんどん山深いところへ入っていく。












ぐんぐん上っていく。
暑いぞ。











むつ湾展望所に着いた。
遠くにむつ湾と夏泊半島が見える。
だいぶ登ってきたなあ。
この辺りが峠のようだ。













こっち側は人通りが少なそう。
少し藪っぽい。











ここで長川林道から上股沢源流林道に入るようだ。
このまま長川林道を数十km歩いていけば三厩の方に抜けられそうだが、それなら来た道を戻った方が早いだろう。
ここまで西の山側に来たのを、ここで切り替えして東に向かう。





沢を渡る暗渠が崩れかかっていてヒヤッとした。











少し上り返すと広場に出てきた。
……うん?












……立入禁止……嫌な予感が。












なんか空が開けたぞ。













道が二手に分かれた。
どっちが正解だ?
どっちも立入禁止のようだが……
まずヤバそうな左から様子を見てみよう。








オ〜ウ……道ガ無〜イ……
崩れた感じも無いし、もともと未成道なのか?











では右へ行ってみよう。
こっちは迂回路のような気がする。










道が半分崩れてるが、なんとか歩ける。
ここはしばらくすると完全に崩れそう。
危険な箇所だ。









おっ、危険箇所は抜けたのかな?












ここは上から土砂崩れが起きそう。












下っていくと最近再整備されたような箇所が。
この林道も維持していくつもりはあるようだ。









おっ、ヤマカガシだ。
気持ちよさそうに日向ぼっこしている。











ちょうど腰をかけるのに良さそうな倒木があったので、ここで休憩。
朝バナナを食べて栄養補給した。









おおっと……ここもヤバいぞ。













ここから上股沢林道に入る。
右折だ。











ここから上股川沿いの林道になる。
涼しいな〜。
快適快適。










川から轟音が。
覗き込むと上股大滝という大瀑布があるようなのだが、草木が邪魔でよく見えない。
ぐぬぬ……もったいない……!








気持ちいい道だ。
いつまでも歩いていたい。












植林地だ。人里が近い。












上股川と豊かな森林。
青森は本当に良いところだ。














まだまだ続く林道。












三度、上股川を渡る。













送電塔と植林地。
そろそろ抜けられるか。











植林地に入る。













今別変換所だ!
5時間ぶりに建築物を見た。
これは北海道と本州を青函トンネルを通じて繋ぐ送電線の変換所で、日本の電力設備として超重要な設備である。







集落だ〜!
26kmの林道は不安だったが何とか生還できたようだ。
良かった良かった。










林道を抜けた!












そして県道に出る。
もう安心だ。












奥津軽いまべつ駅まで歩く。












到着!
今日はここから帰るのだが、コースのゴールは実はここではない。











奥津軽いまべつ駅の隣りにある津軽二股駅。
ここがゴールである。
奥津軽いまべつ駅と比べると、駅舎もないあまりにも簡素すぎる駅だが、れっきとしたJR津軽線の駅である。
現在時刻15時前。
意外と早く着いた。
というわけで今回の旅はここまで。
新幹線に乗って帰路に就いた。
         

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