全長26kmもある林道を黙々と歩くロングコース。
林道は結構荒れており危険なところもあり、エスケープルートも無いので時間と体力に余裕を持って挑む必要がある。
とは言え、山道は皆無のため軽快に歩いていける。
前半の山深い林道も旅情があって楽しいが、後半の上股川渓流も幽谷の雰囲気も美しい。
今日は朝から燦々と太陽が照りつけている。
暑そう。
国道に出てくるが、そのまま横断して旧道へ。
良い雰囲気の漁村の風景だ。
海風が気持ちいい。
東日本フェリーは三厩と北海道の福島町を青函トンネルと平行するような航路で結んでいたそうだが、1998年に運休となった。
ここを右折だ。
ここがNo.35コースの起点だ。
案内板もあった。
立派な松の木を潜って参拝する。
今日の旅の安全を祈願して手を合わせておこう。
ここからは砂利道。
左折だ。
植林地だが、木漏れ日が注ぐ美しい森だ。
地図を見ると恐らく川へ降りることができ、そこにダムがあるのだが、今回は時間を惜しんで寄り道はしなかった。
一応登山道ではなく林道なので楽である。
一般車はもう無理だろう。
時間があったら登りたかったんだけどな。
暗渠か何か埋めてたのかな。
暑いぞ。
むつ湾展望所に着いた。
遠くにむつ湾と夏泊半島が見える。
だいぶ登ってきたなあ。
この辺りが峠のようだ。
少し藪っぽい。
このまま長川林道を数十km歩いていけば三厩の方に抜けられそうだが、それなら来た道を戻った方が早いだろう。
ここまで西の山側に来たのを、ここで切り替えして東に向かう。
……うん?
どっちが正解だ?
どっちも立入禁止のようだが……
まずヤバそうな左から様子を見てみよう。
崩れた感じも無いし、もともと未成道なのか?
こっちは迂回路のような気がする。
ここはしばらくすると完全に崩れそう。
危険な箇所だ。
この林道も維持していくつもりはあるようだ。
気持ちよさそうに日向ぼっこしている。
朝バナナを食べて栄養補給した。
右折だ。
涼しいな〜。
快適快適。
覗き込むと上股大滝という大瀑布があるようなのだが、草木が邪魔でよく見えない。
ぐぬぬ……もったいない……!
いつまでも歩いていたい。
上股川と豊かな森林。
青森は本当に良いところだ。
そろそろ抜けられるか。
5時間ぶりに建築物を見た。
これは北海道と本州を青函トンネルを通じて繋ぐ送電線の変換所で、日本の電力設備として超重要な設備である。
26kmの林道は不安だったが何とか生還できたようだ。
良かった良かった。
もう安心だ。
今日はここから帰るのだが、コースのゴールは実はここではない。
ここがゴールである。
奥津軽いまべつ駅と比べると、駅舎もないあまりにも簡素すぎる駅だが、れっきとしたJR津軽線の駅である。
現在時刻15時前。
意外と早く着いた。
というわけで今回の旅はここまで。
新幹線に乗って帰路に就いた。
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