2021年3月27日土曜日

              

新・奥の細道(青森)『No.24ベンセ湿原と縄文のみち』

2021/03/27(土)

出来島海岸から湿原を歩いていく。
宮城の伊豆沼を彷彿とさせるような、美しい湿原の中に風車が林立し、岩木山を望む景色は幻想的で美しい。
清々しい散策コースだ。














出来島集落を抜けて海に向かう一本道。
見えてきたぞ。










出来島海岸だ。
何とか日没に間に合ったようだ。
これが日本海に沈む太陽か……
美しい……















海岸に案内板もあった。
ちなみに案内板ではなぜか『ベンセ”沼”湿原と縄文のみち』と表記されているが、コースマップや環境省のホームページでは”沼”はつかない。
細かいことだが。






日が沈まないうちに急いでテントを張る。
今日はここで野宿だ。
まだ海で釣りをしている人が居た。
テントを張り終えたあとは、水平線の雲間に沈んでいく日を眺めながらコーヒーを飲んだ。
その後、寝袋に潜り込むと次第にうとうとしてきて、朝まで眠った。



2021/03/28(日)

朝。
今朝も晴れているが、今日は午後になるにつれ天気が悪くなるそうなので、早めに目的地まで歩かねば。
まだまだ朝方は寒い。
ダウンジャケットを着込み、コーヒーを飲んで出発。














砂浜を北に歩くと出口がある。













防風林を抜ける。












路地に出てきた。













農耕地を歩く。












沼地に入ったようだ。
右手に大滝沼が見える。
朝の木漏れ日が爽快である。













埋没林があるようだ。
見にいこう。











氷期から縄文時代に移ったときの急激な海面上昇で埋没した針葉樹の埋没林が、地層から露出して見えるそうなのだが、最近は侵食されて見えなくなってしまったそうだ。
残念。
それにしても、漂流物でだいぶ散らかっているな。





コースに戻る。
振り返ると岩木山が見えた。














ベンセ湿原に出てきたようだ。
広大な湿原が広がっている。












ベンセ湿原から見る岩木山。
風車との調和がまるで絵画のようだ。














再び大滝沼。
この沼も広大だ。














メロンロードを横断する。












東に歩いていく。













車道を離れて松林へ。












羽黒神社だ。
昔から湧水でこの地の農耕を潤してきたのだそうだ。
参拝した。










左手には田園が見える。












亀ケ岡公園だ。
広場があるだけだが、普段は賑わっているのだろうか。
ここで少し休憩した。
昨日の昼から何も食べていないので、流石に腹が減った。
いつもの朝バナナを朝食として食した。






再びメロンロードを横断する。
ここには平滝村という村があったそうだ。
立派な松の樹が立っていた。









平滝沼。
津軽でも最大級の沼のようだ。
伊豆沼を思い出すな。














細道を行く。












三度、メロンロードを横断する。













しばらく東に歩く。
疲れた。
途中、切り株に腰掛けて休む。










ゴール手前に田小屋野貝塚がある。
縄文時代の集落跡のようだが、今は何も無い。
土器や石器が出土したそうだ。









県道に出てきたところがゴール。
バス停の脇に案内板があった。
さて、昨日からの疲労も蓄積していて、もうフラフラなのだが、車力温泉まで歩くぞ……
         

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