出来島海岸から湿原を歩いていく。
宮城の伊豆沼を彷彿とさせるような、美しい湿原の中に風車が林立し、岩木山を望む景色は幻想的で美しい。
清々しい散策コースだ。
見えてきたぞ。
何とか日没に間に合ったようだ。
これが日本海に沈む太陽か……
美しい……
ちなみに案内板ではなぜか『ベンセ”沼”湿原と縄文のみち』と表記されているが、コースマップや環境省のホームページでは”沼”はつかない。
細かいことだが。
今日はここで野宿だ。
まだ海で釣りをしている人が居た。
テントを張り終えたあとは、水平線の雲間に沈んでいく日を眺めながらコーヒーを飲んだ。
その後、寝袋に潜り込むと次第にうとうとしてきて、朝まで眠った。
2021/03/28(日)
朝。
今朝も晴れているが、今日は午後になるにつれ天気が悪くなるそうなので、早めに目的地まで歩かねば。
まだまだ朝方は寒い。
ダウンジャケットを着込み、コーヒーを飲んで出発。
沼地に入ったようだ。
右手に大滝沼が見える。
朝の木漏れ日が爽快である。
見にいこう。
残念。
それにしても、漂流物でだいぶ散らかっているな。
振り返ると岩木山が見えた。
広大な湿原が広がっている。
ベンセ湿原から見る岩木山。
風車との調和がまるで絵画のようだ。
この沼も広大だ。
昔から湧水でこの地の農耕を潤してきたのだそうだ。
参拝した。
広場があるだけだが、普段は賑わっているのだろうか。
ここで少し休憩した。
昨日の昼から何も食べていないので、流石に腹が減った。
いつもの朝バナナを朝食として食した。
ここには平滝村という村があったそうだ。
立派な松の樹が立っていた。
平滝沼。
津軽でも最大級の沼のようだ。
伊豆沼を思い出すな。
疲れた。
途中、切り株に腰掛けて休む。
縄文時代の集落跡のようだが、今は何も無い。
土器や石器が出土したそうだ。
バス停の脇に案内板があった。
さて、昨日からの疲労も蓄積していて、もうフラフラなのだが、車力温泉まで歩くぞ……
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