2019年9月1日日曜日

              

新・奥の細道(岩手)『No.06堤とまきばを通るみち』

2019/09/01(日)

千貫石森林公園から金ヶ崎牧場跡地まで歩く。
森林公園は森林浴を楽めるが、牧場跡地とを繋ぐ道は完全な廃道になっており、特にこの季節は藪を漕ぐのが辛い。
また、牧場跡地は今は茅場として町が管理しており、立入禁止になっているようなので、コースとして設定を解除した方が良いと思うのだが……





















朝食をとり、旅館を後にする。
コースを歩きはじめよう。

















旅館裏の坂を上っていくと……


















千貫石溜池に到着。
ずいぶん水位が低いな。
向こうに焼石岳の山々を望む。










まずはおいし観音へ寄り道する。
森の中の遊歩道を歩いていくと……















展望台に到着。
北上盆地を見下ろすことができる。
良い眺めだ。























展望台においし観音がある。
先ほど見た千貫石堤の人柱となったおいしという女の霊を慰めるために建てられたそうだ。
手を合わせる。















コースに戻り、公園周回路を歩いていく。
森林の中の道は歩いていて気持ちいいな。
















うーむ……
この辺りが道の分岐点のはずなのだが……
ん?
















…………


















マジかぁ〜!
もう藪漕ぎはいいよ……
しかも足もとが泥濘んでいて底なし沼のように足がとられて歩けない。
仕方ないので路外の斜面を獣のように全身を駆使して進んでいく。
うおお……














泥濘は抜けたようだが、藪はまだまだ続く。
途中、廃車体があった。
不気味だ……
死体でも乗っているような気がしてとにかく不快極まりない。
しかし、かつては自動車も往来できる道だったのだな。
よく見れば道幅もそれなりにあるようだ。













最後は背丈以上ある猛烈な熊笹に覆われてもう何が何やら分からない状態に。
無理やり突破するとようやく藪を抜けられたようだ。









金ヶ崎牧場跡地だ。
広大な牧場だったようだが、いまは雨ざらしの畜舎だけが残る荒涼とした風景が広がっている。















牧場跡地に広大な茅場が広がっていた。
まるで世界の果てのような光景だ。
しばらく茅の風に揺られるざわめきに浸っていた。

















牧場跡地を後にコースを歩いていくと立入禁止ゲートが現れた。
いま来た牧場跡地の方が立入禁止だったようだが、向こうの廃道の入口にはそんなゲートなかったぞ。
まあ藪を漕いでやってくる物好きがいるとは思ってないのだろうが……



杉の巨木の間を歩いていく。
























県道に出てきた。

















夏油川を渡る。


















坂を上っていく。


















県道122号に出てきた。
コースはここまで。
続けてNo.7コースも歩く。
         

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