2017年8月26日土曜日

              

新・奥の細道(福島)『No.26磐梯山のふもとを巡るみち』

2017/08/26(土)

久しぶりの歩行!
暑いのは苦手だが、まさか8月にこんな悪天候が続くとは思わなかった。
気が付けば8月ももう終わりに近づいている。
久しぶりに好天に恵まれそうなので日帰りで福島に行ってきた。

前半はコース名のとおり見晴らしの良い磐梯山の麓を歩き、猪苗代湖を眺められる。
ただし、頭無付近のコースマップにある道は現在廃道になっているので大きく迂回させられる。
道を整備するかコースを変えるか対処してほしい。
後半は土田堰の用水路に沿って歩く、やや退屈な道だが随所に土田神社などの寺社があるのでそれらを目指して歩いていくことになる。













高速バスで猪苗代駅へ降り、昼食をとってから磐越西線に乗って翁島駅にやって来た。
ということで今日は半日の歩行の予定である。
本当は一泊して明日も歩きたかったのだけれども、宿が取れなかったのだ。
仕方ない。















今日は多少の暑さを覚悟してきたのだが、驚くほど涼しい。
空も高いしもう秋のようだ。
県道に出て右折する。
















案内板も標識もないが、コースマップによればここが起点のようだ。
東北自然歩道では標識の不備ではもう驚かなくなった。
さて、歩行開始だ。
















農道を歩いていく。
爽快だ。












ここで今回の新兵器登場!
実は先日、新しいカメラを買った。
その名はdp0 quattro!
DP1xに続いてシグマ製のカメラだが、今回は新品で買った。
前々から超広角のカメラが欲しかったのと、DP1xでフォベオンセンサーの魅力にとり憑かれたので、今回の購入に至った。
描写はご覧の通り素晴らしい。
色の階調の豊かさとまるでそこに居るかのような臨場感にますます研きが掛かっている。
これには大満足!

写真はそば畑と地平に聳える磐梯山。
歩いている大地と地平の景色と空まで全て写したいからこそ超広角が欲しかった。
更に、dp0は名が示す通りディストーションが限りなくゼロに近い!
まさに目で見た景色をそのまま切り取るためのカメラだ。
あ、ちなみにサイズはLowで撮っている。
ブログに載せられるサイズは正直これが限界だしね。
故に必然的にquattroモードはオフだ。


しかし、欠点もある。
まず、デカくて重い!本体は500g以上とペットボトル1本分ぐらいの重さがある。
大きく突き出た大口径のレンズのせいで収まりが非常に悪い。
今回はいつも小物入れとして持ち歩いているFREELIGHTのSpinnSacocheⅡに入れているのだが……肩に食い込みやがる。
レンズ付けた一眼レフよりは軽いのだろうが……重さとしては本当にこれが限界。
携帯方法に関しては少し考える必要がありそうだ。
それから現像に関してはDP1xの方が簡単だった。
DP1xはWBを晴れ、カラーバランスをニュートラルにして現像時は諸々の設定はAutoでほぼ理想の写真が出来ていたのだが、dp0はいまいちこれと言った理想の設定が分からない。
Autoにすると空を広く写すせいか露出が下がりすぎるし。
色々いじった結果、WBを晴れ、カラーバランスをスタンダードにして現像時は諸々の設定(特に露出とX3FillLight)は手動で少し調整してやる、という方法がベストということになった。


長々とdp0について書いてしまったが、相変わらずメインの使用はGR DigitalⅣである。
こっちは小さくて軽いくせに負けずとも劣らない写真をjpg撮って出しで出してくれる頼もしい相棒だ。
歩きながらバシバシ撮るのはやっぱりこいつがベスト。















車道に出てくるのでクランク状に曲がる。
標識はまだ見当たらないのでコースマップを見ながら歩く。

















御上覧場一里塚だ。
ここは二本松街道の跡らしく、道脇に植えられたアカマツがまだ残っている。

















うーん、何だか道が不明瞭に……
大丈夫か?

















用水路に行き当たった。
一応橋が架かっているのだが、その先は灌木の藪で道があるようには見えないし、第一立入禁止って書いてあるしな……
しょうがない、迂回しよう。















用水路に沿って歩いていく。
夏らしくてこういうのも良いな。
後で気付いたのだが、これも土田堰の一部?
















車道に出て坂を上っていくと寂れた雰囲気の別荘地になる。
ここが頭無(山)のようだ。

















先ほど別れた道に合流しようとすると再び怪しい雰囲気の道に……


















ここが合流点のようだな。
一応こちら側からも道がどうなっているか確かめてみよう。

















早々に道が消滅。
やっぱり道は無いようだ。

















気を取り直して合流点からコースの続きを……ってこっちも道無いじゃんかよ!
しかも泥濘の山道だ。
道跡が全く判然としないので藪を漕ぐ気にもならない。
これは駄目だな。
別の道を探そう。














地図を見ながら頭無山での迷走が始まる。
ここは……駄目か……

















こっちも……駄目か……!


















そもそも地図に明瞭に描かれている道が影も形も見当たらないのはどういうことなのか。
狐につままれたような気分だ。
仕方ないので大きく迂回する。
時間の無駄だったな……








牧場が近付くと高原の雰囲気の爽快な並木道に。
ここまで人気も無かったが、ジョギングする学生などともすれ違う。






















この辺りが合流点のはずだが……道……無いよね……?


















と、ここで足元に倒れ伏した標識を見つけた。
何気にこのコースで初めて見た標識だが、かつてはきちんとした道があったのだろうか……
少なくとも今は快適に歩ける状態ではないと思う。
藪漕ぎするなら雪融け直後ぐらいの時期かな……














さて、今度こそコースの続きを。
車道を離れて耕作地脇の草地を歩く。

















どうやら今回はちゃんとしたハイキングコースのようだ。
気持ちよく歩いていく。

















天鏡台に出てきた。
ここは標識の示す方向とコースマップに描かれている道が若干違って戸惑った。
まあほとんど変わらないのだが、コースマップの方が展望台を経由するのでそっちへ行こう。






天鏡台の展望台からの眺め。
おー!猪苗代湖と奥羽山脈がよく見える。
初春の頃にあそこを歩いたなあ。
少し座って休憩しながら景色を堪能する。
今日は涼しいしコーヒーでも持ってくれば良かったな。



















天鏡台からはゴールまで下りだ。
坂を下っていく。











再び眺望が。
良いところだねここは。























あれ、突然舗装が無くなってしまった……


















うーむ、少し藪っぽいが行けんことはないね。

















五輪塔だ。
猪苗代城最後の城主を偲んで建てられたものらしい。
手を合わせておいた。
















ここから先はしばらく土田堰の用水路に沿った遊歩道を歩く。


















歩きやすいが同じような景色が続くので単調で退屈だ……


















車道を横断する。


















少し陰鬱な雰囲気。


















土田神社に到着した。
この辺りでは日光東照宮とも並ぶ豪華絢爛な由緒ある神社だったそうだが、戊辰戦争の際に焼失し、再建されたものであるらしい。
参拝してきた。















再び用水路沿いの道へ。


















大鹿桜だ。
会津五桜に数えられる名木のようだ。
春に花を付けた姿は荘厳華麗なのだろうな。















磐椅神社。
これも由緒ある神社らしい。
また、この辺りは縄文時代の遺跡にもなっているようだ。
参拝してきた。















車道に下る。


















最後に諏訪神社で参拝。


















鳥居を潜るとゴール。
続けて連絡コースを歩く。
         

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